盛岡市外山森林公園

お知らせ

2022年8月11日

イベント

夏のイベントを2件開催しました。①炭焼き体験(報告)

早いものでまもなくお盆を迎えると、いよいよ秋の気配を感じるようになってきます。
雨がちな外山森林公園では、夏のキノコたちが花が咲くようにぽつぽつ発生し、来園したお客様の目を楽しませています。


夏のイベント2件が開催されました。

7月23~24日の「現地集合!炭焼きを通じてSDGSを考えよう」では、公園内の炭焼き窯で白炭の炭焼きの体験をしました。

窯に火を入れてから数日間焚き続けることで薪が炭になるので、あらかじめ事前に窯の中に薪を立込み、火を入ておきます。初日は参加者の方々に炭を窯から出す作業の体験です。
通常バーベキューなど一般的に使われる炭は黒炭が多いのですが、黒炭は窯の中でそのまま密閉して温度を下げることで炭を作ります。窯を開けると炭ができているといった状態です。
一方、白炭は赤々と高温のままの炭を窯から搔き出します。窯口を開けると熱気の向こうに赤く輝いている炭の様子が見えてきます。かなりの高温でまるでサウナにいるような熱気の中、汗をかきかき搔き出しの作業を体験しました。

二日目は、工程の最初の部分、薪を立込み火を入れる作業の体験でした。窯出しは数日後になるので出来上がりは参加者の方々は立合えませんが、一連の流れは掴めたと思います。

岩手は主に黒炭を生産しておりますが、その生産量は全国の30%を占め、日本一の木炭生産地です。
山と木と炭の利用の循環、SDGsという観点から座学でも炭について学んでいただきました。

できた炭はお持ち帰りして頂きました。有効に活用して頂けたらと思います。

赤々とした炭を窯から搔き出す作業
“消し粉”をかけて急冷却させ、翌日冷めてから取り出します
翌日、窯の中に薪を立込み火入れの準備をしました