盛岡市外山森林公園

公園だより

2022年9月24日

秋めいてきました

雨ばかりの夏が終わり、あっという間に秋分を迎えました。

先日は台風一過後の冷え込みで、外山森林公園がある薮川地区は9月22日の早朝5時に最低気温1.6℃を観測し、いよいよ秋本番を迎えたなと感じます。
その頃には原木マイタケの収穫がピークを迎え、本格的なきのこシーズンの到来を告げました。気温が下がってきているので、適度な雨があればきのこたちの発生は準備OKだと思いたいです。(昨年は雨不足できのこ全般不作年でした)

9月23日秋分の日、盛岡建設労働組合(中央建設国民健康保険組合)さんのレクレーションで、自然の色探しをしました。配布した色見本を見ながら、それぞれで同じ色のものを集めてもらい、最後にみんなで鑑賞しました。

園内はまだ一部のヤマザクラの紅葉が始まった程度ですが、緑は次第に黄色寄りになってきているような段階です。
紅葉は葉の中の緑色が失せて黄色が残るものと、赤色が生成されるものがあるそうですが、紅葉した葉をよくよく観察すると、赤色の色素は色が上に乗っているように見えます。黄色は元々の葉の色素に存在していたような印象を受けます。機会があれば観察してみてください。

今回は雨の後だったりもして、見つけにくかった色もありました。紅葉を想定した出した色に対して参加者の方々が木の実を見つけてきたり、実際に同じ色を探すとなると似て異なるものが多く、自然のバリエーションの豊かさを感じて頂けたのではと思います。

瑠璃色はサワフタギの実

 

色見本ごとにまとめて鑑賞してみました

 

 

 

散策をしながら、ぽつぽつと発生しているきのこにも目が行き、集合した時には自然ときのこも集まりました。図鑑を参照しながらきのこについてもいくつかレクチャーさせて頂き、きのこ談議にも花が咲きました。

この中で明確に可食と判断できるきのこは2つだけでした。 誤食例が多いきのこもこの中にあり注意喚起をしました。

 

「これ、ラクヨウだよなぁ。何? 違うの?
いっぱい食べると腹下しするよなぁ。」
(学名ではチチアワタケのことでした。)

「これ、ヤマガだべ? 山にあると採って食ったなあ。」
(ヤマボウシのことでした)

「ヤマウルシ、覚えたいから教えて欲しい。」
(葉柄という部分が赤くなるのが目印です)

などなど、歩きながらそれぞれに楽しい時間を過ごせました。

中央建設国保盛岡さん、ありがとうございました。