2025年10月3日
お知らせ
「秋を感じながらの植物観察会」を実施しました
天気番組で「岩手県の最低気温」のニュースに”薮川”の地名が現れ始め、朝夕の”寒さ”を実感するようになった
9月26日(金) 。前日の雨も上がって穏やかな天候の中で植物観察会を行いました。
当日の様子の一部を画像でご紹介します。
6月に引き続き、今回も森林インストラクターの方に講師をお願いしました。管理棟で受付の後、駐車場で軽いストレッチで体をほぐした後、注意事項(熊、蜂、マダニに要警戒)を確認してからスタートしました。
立木の葉も段々と秋の雰囲気に ドイツトウヒの球果
食事会があった模様
未だ少数派ですが、園内の木々の葉に茶、黄や赤が目立って来ました。針葉樹の球果(松ぼっくり)を食べた跡があちらこちらに見受けられます。
大きなハリギリの葉が
バタバタと落ちてましたチョウセンゴヨウの松ぼっくりが
ゴロゴロ落ちてました
風で落ちるのは枯葉だけではなく、大きくて若い松ぼっくりも沢山ありました。(べたべたヤニには注意)
サラシナショウマの種の付き方を解説 離れた樹木は傘で指差して解説
近くの植物は実際に手に取って、また、遠くの樹木は傘の”差し棒”で示しながらの解説です。
ストローブマツの白い球果 サワフタギの株を囲んで観察中
リースで人気のあるストローブマツですが、白いのは実はヤニ。夏には沢山の虫がやってくるサワフタギも秋は少し寂しい感じ。その分、人間が寄ってきています。
ウメバチソウ(梅鉢草)。
別名 バイカソウ(梅花草)リンドウが数本咲いていました
管理棟→公園北側の境界線に沿った林間歩道→すずらん池→キャンプ場東側→管理棟脇へ と言うルートで周回。
途中、植物以外にもきのこ、野鳥や虫コブも観察対象としながら、約2時間半の観察会でした。
今年はブナが大凶作と聞きますが、他の樹木にも殆ど”実”が付いていませんでした。そこが一番気付いた点かも・・・。
今回の観察会で確認したり、話題の対象となった主な植物は以下の通り。(順不同)
ドイツトウヒ、チョウセンゴヨウマツ、アオダモ、ハリギリ(センノキ)、ストローブマツ、カラマツ、ホオノキ、
ブナ、ヤマザクラ、シロヨメナ、ノコンギク、サラシナショウマ、ウメバチソウ、ブナ、コブシ、ナツハゼ、
アキノキリンソウ、ベニバナヤマシャクヤク、ヤマボウシミ、リンドウ(エゾヤマリンドウ)、ミズナラ、コナラ、
マンサク、アカエゾマツ、サワフタギ、ウリハダカエデ、ガマズミ、ジンヨウイチヤクソウ、ミツバウツギ、
きのこ~チチダケ、ナラタケ、ハツタケ チチアワタケ オウギタケ ドクベニタケ
参加頂いた皆さま、有難うございました、そして、お疲れ様でした。次回(来年)の観察会も宜しくお願いします。