盛岡広域森林組合

森林づくりのお手伝い

組合管内には、伐採適期の山林が多くあります。
森林からの恵みを最大限に得るためには、人の手入れが欠かせません。
そして、組合員の皆さんが育てた森林は、皆さんが責任を持って管理していく必要があります。
組合は、伐採から植栽、手入れ等、山林の維持をすすめるため、組合員の皆さんのあらゆるご相談に対応するとともに、出来るだけのお手伝いをさせて頂きたいと思っています。
ご検討にあたり、遠慮なく、組合に連絡してください。

山の管理

山林を健全な状態で維持するため、造林後の保育作業(下刈り、除伐、間伐)が必要です。森林作業を森林組合に委託する契約を森林所有者と森林組合が結び必要な都度、作業の提案をさせていただいております。

皆様がお持ちの山林の場所がわからないという方も、ご相談いただければ、GPS等により現地確認を行い山林の所在の確認のお手伝いをさせていただきます。

森林作業について

森林を育てるためには費用が掛かりますが、森林組合では、公的補助金を活用して、皆様の山のお手入れをお手伝いします。
森林を育てるためには、造林、下刈、間伐、の作業を行い健全な森林に仕立てて、5~60年後に最後の主伐(伐採)を行います。
そして、後世に価値のある森林を残すため、伐採跡地に造林をいたします。

森林作業への補助金

国、県はもとより、管内市や町から造林や保育施業に要する経費に補助金を交付していただいております。
本組合では、森林施業プランナーの資格を有する職員が所有する山林の作業について補助金を活用し費用を抑えた森林作業の提案をしております。

補助対象施業

1.造林(植林)、2.下刈り、3.除伐、4.間伐

詳細については盛岡広域森林組合までご相談ください。

森林(人工林)の育成と役割

造林(植林)

主伐を終えた伐採跡地を整備して、春先に苗木の植林の作業を行います。
スギは、ha当たり2500本~3000本、カラマツha当たり2000本~2500本植林します。


下刈り

植林した苗木を草の被圧から守るため草刈り作業を「下刈」と呼びます。植え付けた苗木が充分に育つまで3年間は補助金の対象になります。

除伐

下刈が終了後5年以上経過しますと、雑木が繁茂し始めます。植林木の成長を阻害する雑木を伐採する作業を「除伐」といいます。
約10年生前後から20年生当たりまで適期に除伐作業を行い植林した木の生長の手助けをします。

間伐

植林してから30年以上たちますと、植林木の間隔が密になりますので、適正な間隔にするために間引いて伐採します。この作業を「間伐」と言います。
約15年毎に間伐作業を行い立木の適正な密度になるように管理していきます。

主伐(伐採)

造林してから約60年前後で主伐の時期を迎えます。植林した木にも寿命があります。造林木も適期に伐採を行わないと幹に腐れが入ったり、雪害で倒木したりする危険もあります。
主伐希望の方へは、現地調査を行い買取の見積をしますので、気軽にご相談ください。

森林(人工林)の育成と役割

森林を育むためのお手伝い

ここでは、森林を育むためのお手伝いについて、項目別に紹介いたします。

木の伐採をしたい

  • 木をすべて切って木材を売りたい
  • 間伐をして木を売りたい

山の手入れをしたい

  • 下草刈りをしたい
  • 除伐・ツル切をしたい
  • 間伐をしたい

境界を確認したい

  • 山林を相続したいが境界が不明なので確認したい

補助制度を利用したい

  • 様々な補助制度を利用したいがよくわからない

所有山林を売りたい

  • 山林を相続したが、手入れすることができないので、山林を売却したい

所有山林のお手入れお申し込みについて

当組合では植え付けや間伐等の森林施業のお申し込みを本所・各事業所で受け付けております。
下記からダウンロードし必要事項を記入の上、本所・各事業所でお手続きをお願いします。

現地調査を行う際にはお持ちの山林の境界等の確認のため、調査の立ち会いにご協力お願いいたします。

また、すぐには施業に入れない場合がございますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。

山の所有者(山主)さんの豆知識

山林を取り巻く環境は、大きな転換期を迎えています。
このコーナーは、山林経営を行っていくうえで役に立つ情報をお伝えするコーナーにしたいと思っております。
「お得な補助事業情報」「お得な行政情報」」「山の維持管理に向けたお得な情報」等々折りに触れ、山の所有者さんに多方面の情報をおつなぎいたします。
また、こんな情報が欲しい・聞きたい・知りたいというようなものがあれば、ぜひ、照会願います。
組合員の方々は伝言板をご利用ください。

1.森林保険(山の保険)

近年多発する台風による倒木被害や大雪による折損木被害、あるいは山火事被害等、山林被害が多発しています。
所有する山林を守るために「森林保険」を検討してみてはどうでしょうか。